1994年にジャカルタへの移住を決めた時、私はサブカルチャーを取材するフリーライターを目指していたので、そのとっかかりとしてまず情報収集先に選んだのがBlok Mエリアでした。Blok Mといえば今も若者の街として大変に盛り上がっていますから、当然の選択肢のようにも思えますが、実は、1990年代後半から2000年代にかけてすっかり寂れて若者たちの足が遠いてしまった時期がありました。なので、私が渡航したころは、かろうじてまだ最後の光を放っていた頃だったと思います。今回はちょっとタイムマシーン気分でその頃のようすを見てみましょう。
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<武部洋子> 東京生まれ。大学で第二外国語としてインドネシア語を選択して以来、インドネシアにどっぷりはまる。1994年に卒業と同時にジャカルタに移住、2013年にはインドネシア国籍を取得。職を転々としたのち、現在はフリーランスのライター、コーディネーター、通訳/翻訳業に従事している。著作に『旅の指さし会話帳②インドネシア』(株式会社ゆびさし)など。
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