私には『旅の指さし会話帳』のインドネシア語版という著書がある。幸いご存じの方も多いと思うが、インドネシア語の初心者でも、イラストを指させばなんだかコミュニケーションがとれてしまうように工夫された本だ。刊行されたのが1998年。おかげさまで、今に至るまで50回も版を重ね、2024年7月には内容を一新した第4版が出版された。我ながらなかなかに長寿の一冊である。今回はこの本にまつわる話をしよう。
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<武部洋子> 東京生まれ。大学で第二外国語としてインドネシア語を選択して以来、インドネシアにどっぷりはまる。1994年に卒業と同時にジャカルタに移住、2013年にはインドネシア国籍を取得。職を転々としたのち、現在はフリーランスのライター、コーディネーター、通訳/翻訳業に従事している。著作に『旅の指さし会話帳②インドネシア』(株式会社ゆびさし)など。
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