昨今、ZINE(ジン)と呼ばれる自費出版物がたくさん世の中に出てきている。いわゆる「同人誌」である。歴史的には、社会の少数派が、メインストリームのメディアに取り上げられない自らの主張を発信するためのメディアとして生まれたものらしい。インターネット全盛で一時は下火になったものの、近年、デジタル印刷技術が身近になったことや、紙の本ならではの味わいに対する再評価などとともに、日本でもインドネシアでも盛り上がりを見せている。
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<武部洋子> 東京生まれ。大学で第二外国語としてインドネシア語を選択して以来、インドネシアにどっぷりはまる。1994年に卒業と同時にジャカルタに移住、2013年にはインドネシア国籍を取得。職を転々としたのち、現在はフリーランスのライター、コーディネーター、通訳/翻訳業に従事している。著作に『旅の指さし会話帳②インドネシア』(株式会社ゆびさし)など。
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